ハリコン後のきき湯は効く①
どうも。
先日東京タワーホールでのハリコン14に参加して、無事死んできた銃です。長くなる気がするが、当時のことを思い出しながら私なりにレポを綴ってみようと思う。
推しが来日すると聞いて発売日当日にチケットを買いずっとスタンバっていた私にもついにその日が訪れ、単身東京へ。
前日の夜手紙を書き上げ、その深夜日付を越える時計を横目にネイルを塗り、
当日の朝痛バを完成させ(アイアンマンの缶バッジはこの日の為に彼女から借りた)、始発の飛行機に搭乗。ちなみに行きも帰りも飛行機では一睡もできなかった。二回とも寝る気満々で乗ったのに緊張やら興奮やらで全く寝付けない。少なくとも、明日(正確には日付越えてるので今日)飛行機で寝ればいいじゃーんと考えて夜中からネイル塗ったりしなかったら、確実に睡眠時間は増えていただろう。こんなことになるから準備は早めに済ませてしっかり寝ろと遠足の前の日先生は言うんですね。
無事東京に降り立った後、慣れない電車移動で慌てながらもなんとか会場に到着。人の多さに驚きつつとりあえずディーラーブースを回ってグッズを買い、ルーカーさんのサイン列に並んだ。その時私の後ろに並んだお二方と仲良くさせていただき、とてもお世話になった。本当にありがとうございました。あの長い列の中でゴリゴリの初心者である私が一人並んでたら多分途中で死んでいたと思う。
皆さんとお喋りして緊張を紛らわせながらひたすら並ぶ。すると、列の向こう側にルーカーさんのお姿が見えてきた。ルーカーさんのとても親しげな話し声も聞こえてきた。
瞬間、私の脳裏にDEATHという文字が浮かび上がる。語彙力がみるみる下がっていく。やばい、しんどい、無理過ぎる、無理みがつよい、列が進んでルーカーさんに近づいていく、声もどんどん大きくなっていく、やばい。ショーンさんがルーカーさんのブースに入って何やら会話している様子が見える、ショーンさんあの猫T着てるじゃん、やばい可愛い、ショーンさんめちゃくちゃ可愛い、うわ、ほんとに推しが生きてる、存在してる、むり、しんどい、推しが可愛い、つら〜〜〜〜!!!状況を思い出しただけでもこんな感じになるので、多分当時はもっと頭がおかしくなっていたはずだ。
この間も恐らく「あ〜やばい〜緊張する〜」とか言いながらお話させていただいていたのだと思う。正直自分が発した内容をあまり覚えていない。思い返すとあの時まともに会話できていたのか今更心配になってきた。列は進み、ついにブースの仕切りの内側に来た。すごい、いる、ルーカーさんがいる。当たり前だけど。めちゃくちゃかっこいい。とても存在感のある方だ。ひえ~~~。今からこの人にサインを貰いに行くのか、うわ前の人見てるともっと緊張してくる。うわー……。そうこうしている内に私の順番になった。
ルーカーさん「沖縄?知ってるよ」
知ってるの??!!?!!??
物凄く驚いた。まさか知ってるとは思わなかったから手紙にも沖縄ってとこから来たんです~みたいなこと書いたのに。めちゃくちゃ恥ずかしい。手紙の内容を考えていたあの日の私に、ルーカーさん沖縄知ってるぞ!そんな風にアピール感出そうとすんな恥ずかしい!と叫んでやりたい。
すると、ルーカーさんの方から「沖縄から東京までどのくらいかかるのか」ということを質問された。驚きや逆に質問されたことにパニックになりながら私は何とか返事をした。
私「えーーっと…………一時間半くらい……」
嘘です
言い訳させてほしい。冷静に考える余裕など、その時の私にはなかったのだ。少しでも冷静さがあれば、正確な時間がわからなくてもその場で航空券を見直すとか、いろいろできたことがあったのではと思う。でもできなかった。100パーセントうろ覚えで言いました。嘘です本当は二時間~二時間半かかります。この告げた時間が間違っているのでは?ということに気づいたのもその日の夜ホテルに着いてからでした。ルーカーさんすみませんでした。この私の返事に対して、ルーカーさんはこう言った。
「飛行機で一時間半は近いよ~」
……確かにその通りですね!!(←ちょろいオタク)
私はこの瞬間から、飛行機で数時間で行ける範囲の場所=近いという認識になった。
いや、確かに何が飛行機で一時間半だ。恐らく、この時私が正しい時間を伝えられていたとしても、ルーカーさんは「近い」と言っただろう。これアメリカ人に言われてるんですよ?マイケル・ルーカーさんに言われてるんですよ?説得力がすごい。それにルーカーさんは肩幅もあるから、肩幅が広い人の方が肩幅が狭い人よりも発言に説得力が増す*1とヤバTが歌っていたのは本当なんだと気づけた。私はこれからもヤバTを応援します。アメリカからはるばる日本までいらした方に、たかが沖縄から来た私が移動大変アピールしたところで何になると考えるとほんと恥ずかしい。しかしながら、近いと言われて少し嬉しい面もあった。沖縄に住んでいるとオタクとしては様々なイベントへが遠く感じる。県外のイベントとなると基本飛行機に乗らないといけないので、お金もそうだがどこも遠いなぁと感じ諦めることが多い。でも、今まで遠いと思っていた所が近いと言われた。自分にとって遠く離れた存在だと思っていたものは実はもっと近い所にあったのだ。オタ活も無理はしたくない派なので、時間とお金を作れたらの話にはなるが、これからは遠い所だと気負わず気軽にいろいろなイベントに参加したいなと思えた。
最後にルーカーさんはロリポップを入れた籠に手を突っ込み数個鷲掴みにすると、ロリポップを持っている方と反対の手で差し出した私の手を下から支え、バラバラと私の手の中に落とした。真っ青なロリポップ、以前東京コミコンでルーカーさんがいらっしゃった時も配られていた物だと思う。アメリカではポピュラーな物だろうし、ルーカーさんを通じてもたくさんの人が貰ってきた物だろう。それでも何だか私はその瞬間私も貰えた!とすごく嬉しくなった。私は礼を言ってブースを離れた。
このロリポップ、後で食べてみたらめちゃくちゃ美味しくてびっくりした。今まで私の中でチュッパチャプスのグレープ味が不動の一位だったのだが、この日からダムダムのブルーベリー味になった。味も美味しいし、舌も青くなってヨンドゥ気分で楽しいし、サイズも食べやすいし、良いところしかない。彼女にもお土産を渡す際一本あげました。普通に好きで自分でもいっぱい食べたいので日本にも発送できる通販サイトでの輸入を考えている。
こうして私のルーカーさんのサイン会は終わった。
その後仲良くさせていただいた皆さんとお昼ご飯をご一緒させていただくことになってフードコートに向かった時のこと、ここから「ショーン・ガン遭遇事件 in フードコート」へと話が続く。でもここでは割愛。長すぎる。ただでさえダラダラと書いてきたのにここでこの話まで書くと長くなりすぎる。まあご存知の方も多いと思うので私が今更レポしなくても大丈夫だろう。あと、これに付随するインスタ写真掲載事件については私は未遂だ。背が低いので写ってません。
いろんな意味でSAN値が削られていった午前中が終わり、私は午後からの両手に花に参加した。
写真撮影だからかサインより列の進み具合が速い気がした。これまたあっという間に順番が近づいていく。緊張しながら私は撮影ブースの中に入った。
こうして目の前で立っているお姿で見てみると、ルーカーさんもショーンさんもすごく身長が高い。かっこいいし可愛い。ひええ~と思っているといつの間にか誘導されていてお二人の間に挟まれていた。気づけばショーンさんの腕が私の肩に回り、ルーカーさんの腕は私の腰に回っていて、私も思い切ってお二人の背に腕を回す。ああっ、お二人とも思ってたより体つきがしっかりしていらっしゃる……当たり前か……ウッ推せる……。そして私がカメラはあれか、あれ見て笑えばいいんだな、と身構えた時だった。ルーカーさんが私の緊張を感じ取ったのか、私の腰を落ち着かせるように二度ぽんぽんと叩いたのだ。私が心の中でンギエエェエエ~~~と叫んでいる間にシャッターが切られ、撮影は終わった。
出来上がった写真を見てみると、過去の私史上トップレベルに入る笑顔を見せる私がいた。ルーカーさんはきりっとした表情で立ち、ショーンさんは柔らかな笑みを浮かべている。かわいい。
私はどうも緊張してぎこちない顔になってしまうので、スマホはともかくデジカメや一眼レフなどのちゃんとしたカメラ機材を使って撮られるのがすごく苦手だ。学校の集合写真などで自分の顔を見るたびにこいつめっちゃブス……と思ってしまう。大抵きちんと印刷されるし画質も良いのでよりいたたまれない。私は本当に心の底から楽しい時じゃないと一眼レフの前で笑えないらしいのだ。この正式な写真?というので今までで一番良かったのが、小学校低学年の時家族旅行で初めてTDLに行って、ミッキーの家まで並びミッキーと撮った写真だった。シチュエーション的にも、推しに会う為に列に並び写真を撮ったという点ではミッキーもハリコンも変わらない。今回ハリコンで撮った写真の中の私は、このミッキーの横に立つ私に匹敵する笑顔を見せていた。とても嬉しかった。
この後私はショーンさんのサインを貰いに行くのだが、長すぎるのでブログはここで分けることにする。というわけで、ルーカーさんのサイン&両手に花のレポでした。長いわ。
*1:ヤバいTシャツ屋さん -「肩 have a good day」より